■大きさ
・左馬NEO(3寸):横幅78mm×高さ83mm×奥行(厚み)29mm
・雲型飾り台:Sサイズ 横幅90mm×縦20mm×高さ(厚み)105mm/Lサイズ 横幅90mm×縦20mm×高さ(厚み)105mm
■左馬NEO カラー:オレンジ・グリーン・ブルー・ピンク・スカイブルー
デザインを変えて生まれ変わった、昭和の古き良き縁起物
山形県天童市は、古くから木工の町として知られ、歴史ある天童木工を初め、大小様々な会社が木工品を多く作っている町。中でも将棋の駒の生産量が日本一になったことで、「将棋の町」としても知られています。将棋駒で作られた伝統工芸品“左馬(ひだりうま)”は、昭和の時代においては、お祝い事の時に贈り合う縁起物として広く知られ、各家庭にひとつは飾ってあるような印象を持つほどポピュラーなものでした。その意味合いは、逆に反転した"馬”の字を「うま→まう」と読むことで、お祝いの席で踊られる”舞い”を連想させることから、福を招き入れる演技の良い駒とされ、良いことがありますようにと願いを込めて贈る、心のこもった贈り物。そしてその左馬のほとんどは、天童市で作られたものでした。
そんな左馬も、時代とともに「昭和のモノ」の工芸品となっていき、生産量も減ってしまっている中、この天童の誇らしい工芸品をユニークなデザインで一新し、新しさと親しみやすさをちゃんと残して生まれ変わったのがこの「左馬NEO」です。吉野敏充デザイン事務所がデザインを担当し、「山から福がおりてくる」という山形のブランドと共同で開発されました。製作は天童市の佐藤工芸。木工の町の小さな工場が持つ確かな技術を活かし、様々なオリジナル商品の開発にも取り組んでいます。
そのままの姿を残していくことも、デザインを変更して生き抜くのも、情熱があってできること。次の世代への新しい左馬の伝統が、また同じ天童市から発信されています。
佐藤工芸
山形県天童市の木工工房。主に家具、住宅、建築部材の加工や木製雑貨の製作を行っており、天童名物の工芸品「将棋駒」なども作る一方、日々の暮らしを豊かにするオリジナル製品の開発も積極的に行っています。