シナ布の手さげ袋

■素材:シナの木の皮(新潟県産)
■サイズ(約):縦480× 横350mm
※ねじり部分のステッチ糸が赤色のものと、緑糸の2種類がございます。

- 受け継がれてきた暮らしの知恵と技術、そして慈しみ -
地元新潟を拠点に、地場産業の作り手たちと私たち生活者をつなげるモノづくりを行なっているエフスタイル。その中でも最も原始的な手仕事でのモノづくりとも言えるのが「シナ織り」シリーズ。

エフスタイルのシナ織り製品は、「羽越しな布」という日本の古代織物のひとつで、この伝統と技術を継承しながら暮らしてきた新潟県山北町の集落の方々との協働によって作られています。
雪深くなる山間部の環境で自生するシナの木を使用し、木の皮を剥がし、乾燥させ、水に浸けたあとに灰汁で煮て…。細かく繊細な作業もあれば、重労働ともいえる大掛かりな作業まで、約半年〜1年余りをかけて22もの骨の折れそうな工程を経て、ようやくひとつの製品となってわたしたちのお店へ届けられています。

代々受け継がれてきた確かな技術には、なくてはならない日用品として長く使用できる耐久性も備えたしっかりとした作り込みがあり、そこにエフスタイルが考案する現代の暮らしにも取り入れやすいプロダクトデザインが加わると、古くからの伝統へのリスペクトもしっかりと感じることができる製品になっていきます。

エフスタイルの商品を身の回りに置いた時に感じる気持ち良さは、きっとこういうモノ作りにおける大切なことを、使いながら私たちに教えてくれるからではと思います。

幾度となくその作業現場へ足を運び(同じ新潟県内でも3時間半はかかるそう)、そこでしか得られないものをしっかりと感じ、何かしらの形で作り手やわたしたち、そしてもっといろんなところへと還元していくのがエフスタイルのやり方。

そんな温もりが詰まったシナ織りのバッグたち。
待望の再入荷ですので、ぜひ長くご愛用いただける方の元にお届けできたら嬉しく思います。

F/style -エフスタイル-
五十嵐恵美さんと星野若菜さんによるプロダクトユニット。東北芸術工科大学を卒業した春に、地元新潟にて「エフスタイル」を開設。「製造以外で商品が流通するまでに必要なことはすべてやってみること」をモットーに、デザイン提案から販路の開拓まで一貫して請け負うお二人。身近に存在する、素晴らしい技術を継承してきた伝統産業や、小さいながらも高い技術を持つ地方の工場の存在にスポットを当てたプロダクトを生み出しています。現代の暮らしにも馴染むプロダクトの企画とともに、私たちに日本の地場産業の素晴らしさにも気付かせてくれるブランドです。
販売価格
24,200円(税込) 〜
縫い目ステッチの色
購入数